昨日は前から申し込んで楽しみにしていた高知県の牧野植物園の「草花を描く」という教室へ行ってきた
ちょっとしとしと雨が降ったりやんだりという天気。
この講座、はじめて参加だけど、ほぼ毎月やっているので常連さんが多いみたい。
でも無料なんで一度参加したい!とずっと思ってた。
いまちょうど牧野富太郎生誕150年で記念行事もあったりで、今回参加した。
講師の方は植物園の方なんだけど、すごいところはこの講座、参加者は「採取中」の札をひっさげて、植物園の中の植物をバサバサハサミで切って、40名あまりに配られるのだ( ゚ ▽ ゚ ;)
そんなに植物園の中の植物を採取できるってすごすぎる
しかも・・・レアな植物。
これなんの花かわかりますか?
講師の方が「今日はイジュにします。何度も描いてるけど・・」とか言われてたけど、
聞いたこともない花だし、描いたこともないですが・・・( ̄□ ̄;)
イジュは沖縄の植物らしい。ヒメツバキともいう。
そしてお外に出て、いくつか牧野富太郎ゆかりの植物の話など聞きながら
(牧野富太郎先生の展示がいまあるのだけれど、ゆかりの植物そのものが外に展示されている。東京でも同じ展示が冬にあるそうだけど、そのときは植物の現物は見られないそう。)
目的の植物のところまで歩いていく。
イジュの木にたどり着いたところで先生がバシバシ枝を切っていく。
それをひとつもらって教室に帰る。
このように植物を固定させてスタンバイ。
要は鉛筆を使ってスケッチするだけ。
絵の教室というよりは牧野植物園にある植物をひとつずつ知っていくためのお教室という感じかな・・。
はじめて参加なのになんの説明もなく、すぐにみんなルーペなどで観察しながら、描き始める。
もくもくと静かな集中した時間。
山なのでときおり、ウグイスの鳴き声が聴こえてくる。
1時間くらいしたところで、みんなだいたいスケッチ出来てきて、疲れているので話はじめたり、
あちこち絵を見に行ったり、解剖セット?で花の蕾を解剖したり・・・。
これが私が描いたスケッチ。
講師の方のスケッチ絵。
この講座ですごくいいと思ったのはやはり植物園の植物を部屋でスケッチできること! !
私がフラワーエッセンスのための植物観察会をフラワーエッセンス療法学会でおこなっているけれど、基本植物園の植物は持ち帰れないので、そこでスケッチをしてもらう。
そのため、暑さ、寒さもあり、この頃だと雨もあるし、紫外線も強い、変な姿勢でスケッチを描かないといけないこともある、といった条件で描くのは少し大変だったりする。
それが室内で快適に、集中して描けるのはありがたい。
まあ、伐採することが可能な植物に限られるとは思うけど。
すでに切花を用意されるのではその植物の全体がよくわからない。
その植物がある場所まで行って、全体を確認してから枝を切るというところもいい。
しかも、その描いた植物を持ち帰れるなんて・・いまうちに牧野植物園で咲いている花と同じものがあるのはうれしい(‐^▽^‐)
近くだったら年間パスを買って毎月通うところだけれど・・。
なんせ、無料ですからね。
家にいるとなかなか集中して植物のスケッチを描く時間をとるのが難しかったりするし、新しい植物を知る機会も少ない。
それが毎月、新しい植物を知っていきながら、同じように植物を好きな人たちと絵を描くのって素敵だなー
また機会があれば参加したいな。