アドラーを読む―共同体感覚の諸相/岸見 一郎
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アドラー関係の本は何度読んでも発見がある。
それはアドラーは知識だけではなく、それを実践していかないといけないものだから。
いまのほうがもっとアドラーが提唱していた共同体感覚の必要性を感じる。
そしてアドラーのカウンセリングをおこなうには専門的に学ばないと難しいと思うけれど、カウンセラーになる必要がない一般人にも自分で実践していけるというところはユングやフロイトと違う点かな。
今から実践できるし、子育てや自分自身、人間関係などに使っていくことができる。
今すぐ何か変化がおきなくても、考え方をシフトすることができる。
そういう切替スイッチのようなもの。
これはすごくわかりやすいよ。
困った時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ)/岸見 一郎
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どんな人生の課題も病気があるからとか、○○だからといった理由を用いて、向き合わない言い訳にはならない。
この人生の課題に取り組むことができるよう、勇気づけをおこなう。
アドラー心理学は心理療法のように心の内面を扱ったり、感情を扱うことがない。
いくつかのルールのようなものがあり、それにそって実践していくだけ。
アルフレッド・アドラーは2月7日生まれの水瓶座。実に水瓶座的な方法論だと思う。
劣等コンプレックスという言葉を使い、人々は対等であるべきとし、優越のゲームをおこなわない。それは相手が子供であっても。
だから子供をほめたり、叱ったりしない。
相手が同じ大人なら、ほめたり、叱ったりしないように。
相手を一人の人間として尊重し、勇気づけたり、お願いしたりする。
甘えさせることはない。
ある程度大人になっている私たちはすでに無意識のレベルでいろんなことを吸収しすぎているので、アドラー心理学の学びの機関は各地にあり、勉強会を常時おこなっている。
考え方をシフトし、実践できるように。
20代の頃はかなり熱心に勉強していて、オープンカウンセリングも毎月見学に行ったり、基礎講座受けたり、講演のテープを聞いたりしてた。
なかなか勉強会的なところに参加しないと身についていかないからなあ。
でもしばらくはアドラーシリーズを読んでいこうと思う。
岸見先生の本はとくにお勧め。