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Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

【物語】野川

読書日記

とても久しぶりに長野まゆみさんの本を読了。

この物語は長野さんの理科マニアな部分が相変わらずあり、関東の地質の話や鳩の話などにあらわれているけれど、物語として親の離婚により環境が変わったばかりの少年とその少年をとりまく教師と生徒たちのお話で、なかなかよかったです。


やはり理科的な興味が面白いと思ったのと、転校先の学校の教師が言葉をつうじて体験を伝えることで、それを聞く生徒が体験したかのように経験を受け取るというところが素敵でした。

それほど自然との交流は語る人が体験していれば、何かその魂のようなものを受け継ぎ、伝えることができるのかもと思うところ。



理科的な興味は地質の話も面白いけど、新聞・通信に伝書鳩を訓練する生徒たちの話も面白い。


伝書鳩のことをあまりくわしく知らなかったのでそのあたりも勉強になりました。


鳩のアーキタイプについても考える材料になりそう(笑)



野川のあたりは行ったことはないけれど、ほんとにその本に書いてあるような感じなのかな。

私が高校生のときに高校のすぐ近くに大きめの川があり、教室の窓からその川のそばにある森が好きで、よく眺めていたことを思い出しました。

もちろん一人で何度かその森のようなあたりも行きました。

緑がこんもりしているところがあるとそこへ行きたくて仕方がなかったのは子供のときからあったようです。


川はそんな意味でいろんないのちを育む場所でもあると思います。




野川/長野 まゆみ

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