万葉の言葉で紅葉のことを「もみち」というそうです。
紅葉を見に行くのになんてぴったりの秋の日だったんでしょう。
先日、高松中央公園へ通りかかったときに紅葉したいろんな木が素晴らしく、その日は晴れてなかったので私一人ぐらいしかいなかったけど、満喫してきました。
なんというかいろんな赤〜黄色のグラデーションのオーラに全体的につつまれているような空間を味わったという感じ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
今日こそ栗林公園とかすごく綺麗だろうなあと思いつつ、いま遠出ができないこともあり、近所の神社のイチョウの木を見に行きました
いい感じで黄色く色づいています。
もみじもありました。なんという濃い赤でしょう。自然の色ってすごいですね。
さて、万葉集ではもみちについて詠んだ歌がなんと136種もあります。
さすが日本人。ここぞとばかりに芸術の秋にひたっております。
冬ごもり・・黄葉(もみち)をば 取りてそしのふ・・・秋山われは 額田王
冬ごもり 春さり來れば 鳴かざりし 鳥も來鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂み 入りても取らず 草深み 取り手も見ず 秋山の 木の葉を見ては 黄葉をば 取りてそしのふ 青きをば 置きてそ歎く そこし恨めし 秋山われは
これ本当は長うたでこんなに長いけど、意味としては春よりも秋のほうが葉を手に取ることができるので私は秋を選びますよ、青いまま落ちた葉をそこに置くのは残念ですが・・みたいな歌のようです(笑)
この山の、黄葉(もみち)が下の、花を我(わ)れ、はつはつに見て、なほ恋ひにけり 作者不明
こっちは紅葉のしたにみえる花をみて、あの人を思い出しましたよというかわいい歌。
その花はなんだったんでしょうね。
春のサクラでピンクの色空間をまとい、秋の紅葉で赤や黄色の色をまとえる自然界のマジック。
楽しいですね(*゜▽゜ノノ゛☆