記事を書こうと思いつつ、パソコンを開くとやることがたくさんあって、なかなか進まない・・。
昨日、NHKのクローズアップ現代「老いてこそ挑め 三浦雄一郎80歳のメッセージ」
を見ました。
すごいです。老化と心の在り方の関係をほんとにクローズアップされた番組になっていて、多くの高齢者に見てほしいと思いました。
三浦さんは80歳でエベレスト登頂するのに体力測定をしたら、5年前よりもずっと体力がアップしていました。これは年齢によって筋力が衰えるのではなく、筋力を使わなくなって衰えることの結果でもあるかと思います。
エベレストに登頂するというのはただ体力があるというだけではできないことだと思います。
野口健さんが昔、テレビでもっとも必要なのは「客観的にみること」「判断力」だと言っていたような気がしますが。
三浦さんは心の持ち方が素晴らしい。お父さんの影響が大きいと思うけど、まわりの家族も制限を相手に与えていないのだろうと思います。
「年だから、こんなことはできないよ」「それは無理だよ」という家族はどこでもいます。
もしかしたら、それが老化のもっとも大きな原因かもしれません。
その人がやりたいことをやり続けることをじゃましないのが相手の健康のためには本当はいいのかも。
三浦さんの前頭前野を調べたところ、収縮が非常に少ないということがわかり、これはやる気や意欲という部分と関連するところだそう。
高齢者でやる気と意欲がある人って日本ではなかなか見かけにくいです・・。
芸術家の人って高齢でも活躍できるので、見た目若い人が多いけど、そのせいかもしれないですね。
今は、若い人でもやる気がある人とか目的意識が明確にある人ってとても少ない。
ある意味、老化が早い人候補になる。
狭い世界の中で生きると老化が進むようなことも番組で言っていたけれど、いろんな物の見方に触れたり、新しい世界を見ることが多いほうがいいよね。
しかし、このような人が有名人となって現れることは希望でもあり、目標にもできるなあと思います。
なによりも可能性を見ることができます。
60歳ぐらいはメタボだったという三浦さん、まだ60歳からでも遅くないのだと思わせます。
少し前に80歳から卓球をはじめたという94歳の女性がテレビに出ていたけれど、すでに卓球歴が10年超えてて、大会などに出たりしているという。
40代なんてまだまだなのかも(;´▽`A``
もちろん、目標を達成させるには日々の努力を当たり前のようにこなすこと、継続しつづけることが大きいし、そのために意欲を保ち、心のバランスをとることができるということも。
気持ちが後ろ向きになって、人生の目標も生きがいも何も見いだせなくなったら、老化はただちに始まるのかもですね。