話題になってたドキュメンタリー「大いなる沈黙へ」を映画の日なので、やっと見て来た。
高松ではマイナーなのだけど、土曜日の映画の日だからまあ、5人くらい・・。
まわりから3時間もナレーターもない日常なので、寝る人が多いという話を聞いていたので、始まる前からカフェイン注入して、スタンバイσ(^_^;)
しかし、寝ることなく、見れたー。(-。−;)
最後のほうで、どこからともなく、いびきが聞こえてきたけど・・・。
場面の切り替えが多いので、それほど退屈はしないよ。
むしろ、セリフが多くても、カメラの位置が同じところにあって、ずっと同じ画面のほうが寝てしまう・・。
昔、「マルメロの陽光」という映画がそれで、何年もかけて同じ絵を描き続ける画家のドキュメンタリーのようなつくりで、カメラがあまり動きがなく、マルメロの絵ばかりうつしてるので、忍耐力がいった・・。
この修道院の舞台はフランスのグランド・シャルトルーズ修道院で、もっとも厳しい修道院らしい。
ほぼ、一日中、ひとりでお祈りしているようなもの。
お一人様用のお祈り台がいいなあと思った。
しかし、厳しいといっても魂はとても楽だ。
やることが決まっているし、まわりの情報や悪いことから守られているし、生活に困ることもない。
人と比べて落ち込むこともなく、まわりから干渉されることもなく、人に気をつかうこともなく、傷つけられることもない。
聖なる場だけ。
私は隠された部屋である12ハウスに日常で使う惑星がいくつか入っているため、こういう暮らしのほうが楽そうに見える。
冬は雪で厳しそうだけど、春や夏の晴れた日は山だから気持ちよさそうだった。
会話をするのは日曜だけで、その会話シーンは一回しか出てこない。
「私たちの行為は象徴で、その象徴を理解してないと、方向を見失う」みたいな会話がメモりたいくらい印象的だった。
祈りを何のためにしているのか、日々のルーティーンは何のためにあるのか自分の中でおちてないと、実に不安定だろう。
新しい修道士を迎える儀式のときに、すごくウェルカムな感じでハグをかわしてた修道士さんがいて、あったかさを感じた。
私だったらやはり魅力的に感じてしまうので、俗な世界で生きることがまだまだ必要のようだ。