Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

UVレジンで物作り

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お盆のお休みは溜まっていたあれこれをやってるだけで終わりそうです(^-^;

片づけとか。

 

UVレジンで何か作るというのも前から材料を買ったままでした。

 

はじめてつくるのでお試し的な感じです。

材料はすべて百均。

うちに咲いているセラトー花をレジンで固めてみたけど

UVライトではなく、太陽光でやったのですが

色が抜けてしまいました。

ドライにしたほうがいいのかな。

一応簡単に押し花にしてやってみたけど。

 

太陽光でも10分くらいで固くなるので

いろいろ作業やりながらできます。

 

UVレジンというのはUV波で樹脂になるもので

虫とか植物の標本なんか作れるものです。

現在はもっぱらアクセサリーとかいろいろな雑貨作りで

大人気ですね。

百均でもかなりいろいろ手に入るのでようやく作ろうという気になりました。

 

シリコン型はダイソーのほうがいろいろある感じもするけど

ラメパウダーとか光蓄パウダーなどのものはセリアが充実。

これはセリアのもの。

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一番上の写真の

ペガサスは羽のところに実は本物の鳥の羽を入れたのだけど

色つきにしたからわかりにくいね (笑)

鳥はドライにした黄色いバラの花びら

猫には春にドライにしたツバキの雄しべと花びらを。

はみ出し気味だけど・・。

花びらを細かくするという発想がすぐ出てこなかった(^-^;

 

実は押し花などを使ったキャンドルを作ろうと

いろんなものを前からドライにしてたのだけど

なかなかキャンドル作らないものだから(笑)

材料はそこそこあります。

小豆島のミモザは大量にある!

 

レジン関係の本は前から図書館で借りたりしてたけど

どうも難易度が高そうだなーと思ったので結局本を買いました。

a.k.b.のいちばんわかりやすいUVレジン教室

これ、すごくわかりやすい!!

 

で、オルゴナイトってやつを今度は作ってみたいと思います。

オルゴナイトってなんかピラミッド型のやつ?

くらいの知識しか知りませんでした。

が、一応水晶とか金属など入れてレジンで固めたものが

オルゴンエネルギーを作り出すというものらしいです。

ネガティブなものをポジティブなものに変換するとか。

それを作るWSなんかもたくさんあるようです。

 

ほんとにそんなエネルギーを作り出すのかどうかは

わかりませんが、試してみないとね。

 

レジンで作りたいものは結局、自然界のものは必ず

形をなくしていくものであることはわかっているけれど

自然界にあるものを使って、そのパワーを引き出せるような

アミュレットとかタリズマン的なものを作りたいという動機でした。

ただのアクセサリーだとなかなか興味をそそらなかったかも。

 

もちろん綺麗なんですけどね。

 

エッセンスとか水系のものが入れられるといいけど

何か方法があるかな。

 

図書館で借りてるやつはこれですが、

水晶で型をとって、いろいろ作るのも素敵。

レジンでつくる鉱物雑貨

 

作ったものはピンをつけてブローチにしたり

ペンダントやチャームにしたりいろいろできます。

 

マリア様や天使のチャームパーツを購入して

お守り的なものも作れると思うので

それも作りたいなー。

 

 

山岸涼子展@京都国際マンガミュージアム

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以前、東京の弥生美術館で開催されていた山岸涼子展に行くつもりが

風邪をひいて体調を崩してしまったために行くことができず断念したのだが、

今回、京都で見ることができた。

 

漫画家の山岸涼子先生の原画を中心とした展示だけど

前期、中期、後期とわかれてそれぞれに展示の原画は違うらしい。

私が訪れたのは後期の初日だった。

 

こんな目的でもなければなかなかマンガミュージアムに足を運ぶことはなかったかも。

国際とつけられているからか

さすがに外人の姿が多い。中国系の方も。

しかし、マンガはすべて日本語のマンガしかなかったように思うから

あまりマンガは読めないかな。

入場料は大人800円。

それで山岸涼子展も見られる。

今回、ここで見られてよかったと思ったのは

山岸先生の原画を見たら、マンガが当然読みたくなるけど

一階に山岸先生の全作品を置いてあるコーナーをつくってあって

読み放題なところ!!

これは弥生美術館ではできなかったでしょうね。

読むための椅子スペースもあるので

がっつり読める。

 

マンガを読むのを目当てできている人が多いせいか

山岸涼子展のほうはほとんど人がいなくて、

これまたゆっくり見られたのもよかった。

山岸先生はりぼんで漫画を描いていたそうだけど

私は子供の頃、りぼんを買っていたのにもかかわらず

読んでなかったのは年号をみて、ちょっとだけ前の年代だったから

読めなかったみたい。

 

しかし、今まで漫画家さんの原画は何回か見たことあるけど

ほんとにものすごく丁寧で美しい。

紙に印刷されるとやはりその美しさはちゃんと出てなくて

しかもバーっと一気読みしてすぐ読み終わる。

そんな意味では漫画家という仕事は絵に込められる時間とエネルギー

をちゃんと見てもらいにくいかもしれない。

 

展示の脇には山岸先生のコメントもついていて

そのコメントもとても面白い。

丸顔の絵を最初、まわりにあわせて描いていたけど

それは自分の絵ではないので途中で今のような感じの顔になって

ずいぶんひどく言われたみたいだ。

確かに私は最初、山岸先生の漫画をみたとき

絵が少女漫画らしからぬ感じでうまいのかへたなのかよくわからなかった。

 

しかし、彼女にしかぜったいに描けない絵がたくさんある。

こんな構図をよく思いつくなという絵もある。

彼女の作品は人に衝撃を与えるし、いろいろなことを考えさせる。

 

ちなみに会場で売られている山岸グッズは

ミュシャ風の素敵な絵(原画はもっと美しかった!)のクリアーファイル

と厩戸の王子のポストカード3種類くらいかな。

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王子のクリアーファイルがあればよかったのになー。

 

展示を見た後、昔の小学校を利用したこのミュージアムの見学と

気になる漫画を探して読んだりしてた。

お目当ての「キャンディキャンディ」「タンポポ砦に集まれ」はなかった・・。

すでに誰かが読んでるのかもしれないけど。

あいうえお順で作家ごとに並べられていて、

けっこう私が子供の頃に読んでたような作家さんが多いので

うちの本棚を見ているよう(笑)

 

階段部分にアンティーク感が出てる。

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暑いので、とくに他に京都観光しようという気もなく

バスの時間まで十分あるので

(開館とともに入ったので)

ガッツリ漫画を読む体制。

 

山岸先生の本はある程度持ってるけど

持ってないものから順に読む。

「イシス」読んでみたかったのだ。

しかし、これまで持ってたイシス像が崩れるかのような

イシスのお話。凄すぎる。

もしかしたらこのイシスのほうが近いのかもと思わせるような。

 

で、「ダヴィンチ」連載時に毎回欠かさず立ち読みして読んだ

テレプシコーラ」を読む。

文庫本でけっこう出ているんだなー。

後でみたらこの作品10年も連載されていたとか。

全然そんな感じしないけどね。

またこれだけ買いたいわ。

一部で10巻くらいあって、二部が4巻くらい?

とにかくこの作品は随分衝撃的だったけど、

あらためて読むと一部の重さがすごい。

しかし、読まずにはいられない。

主人公が天真爛漫な少女なのが明るさを保っているけど

少女たちの世界がギリギリすぎるのだ。

途中泣きながら読んでた。

誰もが泣くだろうという場面がある。

 

実は私は子供の頃に一番最初になりたいと思ったのはバレリーナだった(^-^;

山岸先生が「アラベスク」を描いたときは

すでにバレエブームは終わってたと書かれてあったから

私は何をみてバレエにあこがれていたのかは思い出せない。

バレエブームは私が子供のときよりちょっとだけ前になるから。

でも何かを読んだんだと思う。

幼稚園くらいのとき。

毎日飛んだり跳ねたり、アラベスクの練習したり(笑)

当時はバレエという習い事はお金がかかるから

習いにいくことはなかった。

しかし、行ってたらもうちょっと体違ったかもね。

 

会場内には年代順の漫画を紹介しているコーナーもあり、

「うしろの百太郎」とかもあった。(夢に出そうだから読めない・・)

山岸先生も恐怖漫画っぽいものがいくつかあり、

「わたしの人形はよい人形」を読んだときに

押入れのふすまが数センチ開いているという現象が当時異様にこわかった(笑)

うちの押入れの締め方が甘くて、たまにちょっとだけ開いてしまうときがあって

ぎょっとしたり・・(笑)

でも、恐怖ものの漫画は以前書いていたけど、ずいぶん山岸先生は

こわい思いを何度もする心霊体験をしているので、

もう描かないことにしたとどこかに描いてあるのを読んだことがあったな。

だいぶアストラル強そうな方なんじゃないかな。

 

だからこそ神がかり的な人物を描くのがうまいのだろう。

きっと山岸先生も神がかって描かれていそう。

「レベレーション」なんかそんな感じ。

 

山岸涼子展は9/3までやっているので

蒸し暑い京都で漫画三昧するために行くのもいいかも。

 

 

漫画に見られる関係性の問題

昨年話題になっていた「逃げ恥」こと

逃げるは恥だが役に立つ」は契約結婚という

かなり恋愛できなさそうな(というか興味なさそう)植物系の男子と

就職したい女性との話で

これはわりと最近の巻まで読んで面白かった。

 

木星・天秤座も今年の10月に移動するけど

関係性ということがいろいろ浮き上がっているんじゃないかな。

逃げ恥は完全な作られた漫画として楽しめるけど

最近、自分の体験がまじったつくり話ではなさそうな

コミックエッセイもよく目立つようになった。

 

そのテーマが「婚活」や「自立できない女性」

「人と関係が結べない女性」というものになると

だいたい共感系の題材になるけど

私としては、、楽しめるものもあるけど

イタイものもある。

 

こちらのハルモヤさんは比較的ほんわかしていて

読みやすいけど

ハルモヤさん 1巻 (バンチコミックス)

 

試し読みができる。

comic.pixiv.net

・・若干イタイ・・。

 

しかし、この漫画と同じくらいよく見かけた漫画があって、

それがコチラ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

 

表紙もタイトルもインパクト大で痛すぎるので

いまだ読めていない。

この人はウツ病でいろいろこころに問題を抱えている方だ。

非常に生きにくさを感じてたどりついたのが風俗だったよう。

 

同じ作者の別の漫画が無料で読めるものがあったので

読んでみた。

comic.pixiv.net

タイトル「一人交換日記」もイタイ・・。

無料で読めるところだけ読んでみたが

だいぶ不安定だ。

すごくこわいのはこの内容の体験エッセイを

家族や親せきも知っているということ。

その反動で大きくダメージがきて、この漫画の最後のところで

お休みになっているが、

こういう方は自虐的になってその影響というものが

だいたい把握はできない。

本人はわからないけど、出版する側はわかっていたのでは

ないかとも思う。

しかし、話題にはなるし、共感する人もいるでしょう。

 

でもやはりイタイ。

読めない。

 

ただ、言えるのはこうした漫画は思ったよりも多くなってきて

浮彫にされる日本での関係性の希薄化を感じる。

とくに漫画やアニメのような世界に興味がある人間には

多いかもしれない。

 

人とつながることができないという人は少なくないと思う。

SNSでたくさんの人とつながっている人もいるが、

それが人間として健全に関係性を育んでいるといえる人であるか

どうかはわからない。

本人のこころの中での孤独感や充足感のみがわかるだろう。

全然つながりのある友人は少なくても満足な人もいるし。

 

こころが淋しくて、どうすることもできない人は

心理療法に行くとかセラピーに行くという発想すらできない人もいる。

(だから風俗とか出会い系に行っちゃうのかも)

 

そうした人が少しでも安全に関係性を育てられる場所を

見つけられることを願います。

 

東京で体のメンテナンス

やー、暑い夏が始まってしまった(-_-;)

 

先日、上京したときにだいぶ暑くてバテていて

頭の付け根の首のあたりがじんじんして

痛くて、熱中症の前触れっぽくなってて

ちょうど予約してあった友達がやっている水素サロンに

行って、一時間ばかり水素を吸ったら

すっかり頭痛と頭の重さはなくなり、スッキリしました。

 

これなかなかいいです。

暑さにまいっているときに。

 

上京したときにどこか行きたい方もどうぞ。

www.hygieia-h.com

水素サロンはそれはそれでいいけれど、

脚が疲れているし、体もしんどい

ということで以前は上京すると必ずどこかで

メンテナンス的にマッサージとかヒーリングとか受けてたけど

やはり必要だなーと思いました。

 

マッサージ・ボディワークは基本、大好きで

ヒーリングのようなエネルギーワークでも

体調はよくなるだろうと思ってても

疲れているときは

感覚的に満足感のあるものが私は好きだから

今回、勉強がてらにオイルマッサージの予約を取ってみました。

(とくに東京へいくと足がすごく疲れるから

やはりマッサージしてほしいのよね。)

 

神楽坂を歩くと数歩、歩く度に

治療院やトリートメント、エステの看板があり、

ひとつのビルの中に複数入っているところもあり

とても過剰です。

ネットで探すと

「星の数ほどあるサロンの中からお選びいただき

ありがとうございます」とかよく書かれてて

なんかそうとう競争が激しそうです。

 

とりあえず予約したところに行ってみると

その時間帯は私しかいないようで

施術者の方はずっと私に話しかけていました。

 

・・・寝たいのに・・・。

 

腕は悪くはなかったです。

東京の場合、散々いろんなところで受けたけど

それなりに飛び込みでもそこそこ上手で

レベルは高いと思います。

むしろ、個人経営で自宅サロン的にやっているところの

ほうがちょっと数をこなれていなくて

物足りなさを感じるかな。

 

上手な人はポイントを押さえてて

痛いけどスッキリする感じ。

よかったけど、あんなにずっとしゃべり続けなければ

もっとよかったのに・・とあとにしました。

たぶん、次も私に来てほしいから

そのためのしゃべりかなと思いますが。

 

自分がたまに受ける側になって

わかることも多々あります。

これも勉強になる。

 

夏はとくにオイルトリートメントを受けたくなるなー。

脱ぎ着もしやすいから(笑)

 

しかし、以前は上京のたびに

いろんなところへ行ってたけど、

なかなか行けなくなったのには

あまりにもたくさんありすぎるのが原因かも。

 

前はネットで調べるとよさそうな感じのところを

いくつかピックアップできたけど

今はチェーン店的なところが何ページも出てきたり

よさそうなところまで行きつけないのが現状。

 

実際、ただ疲れているというだけなら

チェーン店的なところでもそこそこ満足できたりも

するのですが。

私が東京で受ける場合、場所が大事になるので。

(用事があるところの近くというポイントがある)

 

受ける側になって

調べるのも大変だし

実際受けて、「次はこないな」と思うところ

(私が受けたようにずっとしゃべりかけられるのはちょっとダメ)

もあるので。

難しい・・・。

 

オイルトリートメントだと

私はロミロミか経絡マッサージ的な東洋系のものが

一番満足度があるのでそういうのを探します。

バリニーズでもいい。

 

受けるときは職業欄はあえて書きません(笑)

 

普段、高松に住んでいるとそんなに頻繁にマッサージ行きたいとか

思わないけど、東京は特別でしょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

映画「フラワーショウ」

フラワーショウ! [DVD]

 

ようやく見たかった

www.flowershow.jp

をDVDで見ました。

 

これは実話をもとにしていてアイルランドに住むメアリー・レイノルズ

という女性が自然をもっと大切にしたいという思いで

野草を中心にしたガーデンデザインで、チェルシーフラワーショウに

最年少で出展し、受賞するという物語です。

 

見たいと思ったのはヨーロッパの素敵なお庭を紹介している

www.hirokoendo.com

をみて。

 

映画でもケルトの庭を作っていました。

素敵なお庭です。

 

映画の見どころは彼女の庭のデザインでしょうかね。

なにげに恋愛ものになっていましたが、

話の展開としてはちょっと面白みにはかける感じもします。

最初の子供の頃のシーンは素敵な感じでしたが。

 

ちょうど昨年の今頃、英国のキューガーデンに行ったんですが、

また行きたいなー。

英国お庭巡りしたい! !

 

ところでインスタをたまたまフォローしていて知った

素敵なアーティストの方がいるのですが、

その方の絵がものすごくよくて

サイトのほうもチェックしました。

johnandfionaowen.weebly.com

こんな感じの絵です。

 

曼荼羅のようでありつつ、自然界のものと幾何学的な図形が

組み合わさって、ものすごく好きな世界です。

ちょっと魔術っぽいというか。

洋書で本が出ています。

こんな絵が描けたらいいのになー。

 

メアリーさんの庭にしてもフィオナさんの絵にしても

古くからの人間と自然との営みや調和を感じさせ

創造性もあり、私たちのこころを掴みます。

自然をとおしてみたこころの宇宙のような。

 

そもそもアートは自然の中から生み出されたものともいえます。

自然界には美しいものであふれているので。

 

瀬戸内国際芸術祭は島の自然とアートが一体となって話題を呼びましたが、

アートとして意味を与えるのは人間の側ですね。

 

多くの人が同じ花をみて、何かを連想したり、意味を見出すことにも

つながります。

共有すること、同じ夢をみること。

それは空間という場であればとてもやりやすい。

そういう空間を私も作りたいです。

 

 

光明社と祈りの庭@札幌

以前紹介した「修道院のお菓子と手仕事」という本を読んで

札幌にある光明社というところに行きたいと思い、

札幌に行ったときに帰りに訪ねた。

 

本には9時からの営業になっていたけど、

辿りつくと閉まっていて、

今年から10時からに変更になってた。

 

でもその場所の奥に素晴らしいものがあった。

 

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ルルドのマリアさまを再現したかのような素敵な空間。

祈りの庭となっている。

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お庭はよく手入れされていて、

修道院の薬草園っぽいところもあったので

植物好きな方がされていらっしゃるのでしょう。

 

さすが北海道ですわ。

こちらがショップ。

 

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聖フランチェスコの教会なので、

フランチェスコ像もあり、お店もイタリアからの輸入ものも多い。

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とくにTau十字というフランチェスコゆかりの頭のない十字架ものが

けっこう多い。

たいていはオリーブの木が使われている。

私もブレスをひとつ購入。

 

修道院のお菓子はワッフルとゴーフルと

トラピスト修道院のクッキーしかなかったけど

とりあえずワッフルを購入。

 

マリア様の像がここは日本で作られているものも

多くあり、そちらのほうがとてもあたたかみがあって

素敵だったー。

 

場所的には札幌駅から歩いて行ける距離かと。

私が泊まってた北大前のホテルから歩いて15分くらいかな。

途中、いろいろお花も見ながら、

やはり札幌は都会でありながら草花が多いような気がする。

【映画】メッセージ Arrival

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来週はちょっとバタバタしてるので、

封切り直後だけど、話題の映画をみてきた。

 

ここ数年、香川県での映画上映は3館でわけられている。

SFものは基本、高松の映画館ではやらないようだ。

スターウォーズのような大作ものはやったけど、

スタートレックはやらないみたいな。

 

高松ではアニメなど若い人向けのものが基本多い。

綾川は一番館数多いけど、女性向けな映画が中心。

宇多津はここだけしかやらないものがある。

映画好きや男性向けな社会派やSFもの。

 

ということで「メッセージ」はアカデミー賞ノミネート作品であるにも

関わらず、宇多津のみでの公開(;´Д`)

遠いんだわー。

「スノーデン」も宇多津のみでわざわざ行ったよ。

 

で、「メッセージ」は宇多津でも小さいところだし、

まだ公開されたばかりなのでまあまあ人は来てた。

(それでも空きはそこそこあり)

 

この映画には原作があり、読んでないのだけど、

映画をみて、読みたいと思った。

 

映画の主人公は言語学者の女性。

言語というものを専門にもつのは何がきっかけなんだろう。

 

だいぶ前に録画予約したまま見ていなかったNHKアイヌの番組

をしばらく前に見た。

アイヌの人たちの言葉は書物で残されていても

どう発音するのかわからない、そのアイヌの人たちの話す音声を

NHK札幌放送がずっと保存してあり、

それについての番組だった。

言語を理解することは相手を理解すること。

 

「メッセージ」の中ではエイリアンが出現する。

そのエイリアンは「われーわれーはー、うちゅうじんであるーーー」

とかは言わない (笑)

時間というものが生じる人間の言語に対して、

時間的なものがない。

 

その言語を映像化していて、

それは小説ではできないことだから、

その部分は映画の中では見どころの部分でもある。

 

主人公のルイーズがはじめて彼らに遭遇するまでの

部分も非常に丁寧に描いていて、見ているほうも緊張した。

未知であることは怖れを誘発する。

しかし、未知であるところから、

知っていくという作業があることで

歩みよれる。

そのためには知ろうとしなければならない。

怖れによって、相手を攻撃してはならない。

 

わたしたちは人間同士でも相手に怖れを感じることもある。

そして頭の中で「あの人はこう思っているだろう」とか

「こう思われている」など妄想し、歩みよることができないこともある。

 

映画の中で彼らの発する言葉は

アートのようなもの。

それは丸い形をしているので

私はケルトの文様のようだと思った。

するとケルトの文様はケルト人たちの言語なのだろうか。

 

アイヌにも文様がある。

それは前に少しテレビでみたけど、

とがった部分はトゲで、魔除けの意味になるとか。

あと植物や自然界にあるものがモチーフになっている。

それはただの模様ではなく、

ちゃんと意味がある。

 

話もどって、アイヌの言語の番組では、

(「今よみがえるアイヌの言霊」という番組)

言語学者の金田一京助の名前も出てくる。

彼が音声としてアイヌ語を残すために戦前から働き、

その記録はNHKの札幌放送に保存された。

金田一先生はアイヌ語研究の第一人者で

彼がいなければアイヌ語は残らなかったかもしれない

と言われるくらいで、

アイヌの人はもともと口伝えのみで言葉を残さないのだから、

それを残すために間にはいる言語学者の役割は大きい。

 

言葉というのは不思議なもので

同じ言葉でも人によって理解が違うことがある。

映画でもちょっとそんな場面もあった。

受け取る側と発信する側で、同じ言葉でも

ニュアンスや意味は違うかもしれない。

 

ネット中心の世の中では言葉はいろんな誤解を生む。

言葉を超えたもので理解しなければならないのかもしれないが、

現代人は言わなくてもつうじるとはなかなかならない。

日本人は空気を読む力には長けているが、

裏まで読みすぎたり、読むことが得意すぎてまわりにあわせて

疲れてしまったり、様々な弊害もある。

 

ちょうど太陽は現在、双子座に入り、

言語と関わりの深い星座になっている。

双子座の風と柔軟のサインは

まわりの空気をキャッチしたり、観察したりしつつ

情報処理をして、うまく対応していく能力をもつ。

感情的なものはあまりなく、好奇心をもって

対話し、関わっていく。

 

言語学者は双子座的なのだろうか・・。

むしろ、反対星座の学者タイプである射手座的でもあり、

異質なものを受け入れたり、言語を文字以外の形で理解しようと

するのは魚座的でもある。

データを集めて分析していくのは乙女座だし。

つまりは柔軟サインの領域なのかもしれない。

※ちなみに金田一京助は1882年5月5日生まれの牡牛座。

全然違うけど・・。

 

追加:チャートを出してみたら

(生まれた時刻はわからないので12時で)

この人は金星と木星がタイトな合で双子座の3度

太陽、水星、土星海王星冥王星が牡牛座

そのうち太陽、水星、土星海王星コンジャンクション

太陽は牡牛座の15度。

職人的な地道な研究に没頭するような感じかな。

言語への興味と関心はあきらかに金星と木星

 

 

映画では「時間」というテーマもある。

SFにはよくあるテーマだ。

時間は縛られる、始まりと終わりがあるから。

私たち人間はそう思っているけど、

実はいのちは永遠でもある。

そういう普段、自分たちが箱の中でこうだあーだと

思っている当たり前のようなことから解放できるのが

SFのよいところ。

そしてそれは必ずしも架空の話ではない。

その箱から解放することもできるのだと

教えてくれる。

 

そんなこんなでいろんなメッセージを含んだ作品。

あまり紹介にはなってないけど(笑)

双子座要素が強い私なので、双子座に突入後

よけいまとまり感がない・・。

 

原作を読んだらまた感想が違ってくるかも。

思ったよりも感情的な部分を刺激する作品っぽいので。

映画は映像ならではの要素もたくさんあり、

とても楽しめるのではないかと思う。