Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

【物語】アナスタシア

昨年の秋ぐらいにかなり話題になっていた「アナスタシア」を読了。

アナスタシア (響きわたるシベリア杉 シリーズ1)/ウラジーミル・メグレ

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小説としたら、この物語は、んー・・・という感じ。登場人物にあまり感情移入できないから。

でも人間のすぐれた能力をフルに活用した人物からのメッセージとして読むと面白いかも。


シベリアのタイガの森に住むアナスタシアという女性が人間でありながら、あらゆる能力を使うことができる人物でその女性と遭遇した男性との物語という形式。


自然や宇宙と調和して生きることに関心のある人なら興味深い内容のところも多々あると思う。


地球と太陽は相互に作用しあっているとかいう話があって

『愛や喜び、その他の明るい光の感覚を抱く人々からの反射を太陽が反射し、日光として再び地球に返し、地上のすべてのものに生命を与えるという。』
というところは面白い。



お正月にBSで宇宙から撮影された地球の夜景の様子の映像を流していて、あんなふうに遠くから地球をみるとオーロラはずいぶん広範囲で覆われていたのだということがわかったり、町の明かりの強さにより、どのくらいの人たちがいるのか想像されたりするのだが、ものすごい数の人間がそこにいるのに一目でみることができるというのはすごいと思う。

地球を1つの生き物としてみることができる。


宇宙からみると最初は自分の国を探すけれど、そのうち地球そのものが私たちのふるさとだという感覚になるという話は感動する。


地球もひとつの有機体としてエネルギーがあり、そこに住む地球人の想念がエネルギーとして発しているとするならば、他の星から地球人は影響を受けるけれど、地球そのものも宇宙に対して影響を与えているというのは当たり前のことだなと思う。


アナスタシアが植物の種に自分の情報をいれることにより、その種をまき、育った植物の実を食べることでその人あらゆる病を癒したり、心の平安を得たりすることができるという。
その種の蒔き方・育て方はかなり特殊なので詳しくは読んでみて。



フラワーエッセンスも誰かによって作られたフラワーエッセンスよりも自分が関係を築いた植物で作ったフラワーエッセンスがなによりも自分のためのメディスンとなりうるのではないかと思う。


『あなたと庭の植物とのあいだにゆるぎない関係が確立されたら、植物たちがあなたの病を治し、面倒をみてくれる。彼らはあなたの健康状態について的確な診断をし、最も効果的な、あなた専用の特別な薬を作ってくれる。』


ここで言われている庭のような広さの庭がうちにはないので、今はできないけど、自分が育てている植物とは関係を築いていきたいな。



闇の勢力と戦わなければならないというようなところは西洋的ではある。


こうした自然や地球との関わり方も共通するものがありながらも、西洋と東洋はやはり違うのかな。


それでも光を失わずに喜びや幸福感を満たしながら生きていくのはとても難しい。


ただ、日々の中で平安な自分でいられる時間をどこかでつくり、その時間をのばすことだけ意識するしかないかもしれない。


エネルギーや宇宙のことを学ぶと自分が日々どうすごしているのかがいろんなところで影響を与えていたり、与えられたりすることがあることを知る。それを知るだけでも意識の仕方は変わる可能性はあるかも。



私もこれから地球が他の惑星になんらかの影響を与えていることや日光には地球の光のエネルギーが含まれていることを意識していきたいなと思う。