先日、書いた高松のミニシアター系の劇場であるソレイユさんの今後の上映予定の中に「八月の鯨」と「アナザーカントリー」があったことにかなりときめいているヾ(@°▽°@)ノ
かなり映画を見に行ってたころにやはり同じ劇場でみた作品。
アナカン(ファンの間ではこう呼ばれていた)は何十回みたことか・・。某雑誌でそうとう盛り上がり、それを読んでさらにまた見て楽しむというオタクな見方をしてた。
これでコリン・ファースにはまったのは言うまでもなし。
ところで、私は映画とか海外ドラマとか、かなりレビューを読む。
もちろん自分の中でいろいろ考える作品に関してだけど。
「LOST」なんてシーズンごとのレビューをブクログで全部読んだよ。
「アルバート氏の人生」のレビューもざーっと読んだ。
すごく面白いのは感想がみんなまちまちであること。
こういう作品こそ、面白いっちゃ面白い。
感想がまちまちであることのポイントは2つ。
・主人公に共感できるかできないか。
・ストーリーだけを見ているのか、ストーリーの背後にあるもの(象徴でも演出でも役者の演技でも)をみているかどうか。
主人公にたとえ共感できなくても、映画全体の演出やさまざまなものから感じるポイントがあれば、映画としては非常に心に残るものになっていたりする。
ストーリーのみでよしあしを決めるのは浅い見方かなと思う。
同じ話でもたとえばジブリ作品で宮崎駿が監督をしているかどうかの違いは見ている人ならかなりわかる。「となりのトトロ」のような単純のストーリーがどうしてあのような名作になるのか。
映画は基本的に感じてみるといいと思う。
楽しい、悲しい、苦しい、などなど。
その感情が自分にとってどうなのか、楽しく終わればよい映画なのか。
でも結局はいいか悪いかというのはない。
自分にとってどうだったのかだけ。
ドラマ「ロングバケーション」でこんな場面がある。
瀬名と南は別々のパートナーと同じ映画を見に行った。
ところがそれぞれ、相手とまったく違う感想を持った。
しかし相手を尊重して、自分の感想は言わずに相手の感想にそれぞれ同意した。
それを瀬名と南が同じ映画について話したときに、二人はまったく同じ感想を持っていた。
同じものをみて、どう感じるかということがパートナーとして大事かもと思ったりする瞬間。
でも、レビューを読んでさまざまな感想を知るのもじつは面白い。
それも同じフラワーエッセンスを服用しても、感じることや反応が個々に違うことと共通している。
物語のセラピーはすでにあるけど、映画セラピーというのもできそうな気もする。
若いときに共感できなかった主人公もずいぶんたってから見たら、案外共感できるかもしれない。
若いときにわけがわからなかった映画も何十年も後にみるとやけに実感できるものかもしれない。
そんな意味で永遠に残る動画なので、面白いよね。
一番最初に書いた映画2作は絶対スクリーンでまた見に行きたい。