Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

【映画】グランドイリュージョン

グランド・イリュージョン スタンダード・エディション [DVD]/ジェシー・アイゼンバーグ,マーク・ラファロ,マイケル・ケイン
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普段だったらあんまり借りてこない映画だけど、お勧めというので見たみた。


ハリウッド映画っぽいけど、フランス人監督さんなのね。


エンターテイメントとして楽しめる映画になっている。


しかし背後には『魔術』 のキーワードが。


原題も「Now you see me」というタイトルで、「見る」ことが強調される。
原題って作品の一部だから重要だけどね。


4人のマジシャンがラスベガスで大掛かりなショーをおこない、犯罪になっているのではないかとFBIなどに追われる話ではあるけど、フリーメーソンのような「アイズ」というエジプトの太陽神であるホルスの目をシンボルとする魔術結社に入るためでもあるよう。


ということで、「魔術」的な要素が隠されている作品ともいえる。


魔術や魔法は実際は、人の意識の背後にあるものを動かすことで、ありえないと思われるようなことをやりとげる。


最近、うちの親とか見ていると、もう年寄なので、ほとんどの行動が無意識で、習慣を通じたことしかできなくなっていて、無意識である状態が長ければながいほど、人はだまされやすいだろうなと思う。

だからこそ、オレオレ詐欺がいまだに成立するのだ。
気づくことが難しいから。

人をだませる人って考えると頭はいいが、いい使い方ではない。


よく見るというのは・・「気づく」ということだ。
無意識になっていることが意識されるということ。


よく子供はだませないというけど、小学生くらいの子供って一番気が付きやすいかも。


映画もただのエンターテイメントで終わるものなのか、そうでないのかは見る人次第だな。


現代的な話にSFにすることもなく、「魔術」を持ち込んだ珍しい作品ともいえる。


普段の日常の中にじつはそうしたものが案外隠されているのかも。