Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

はるかなるわがラスカル

ちょっとこの年で購入するのははばかれますが、、
MOEの9月号を購入しました(^_^;)

世界名作劇場赤毛のアンという特集だったので。


その中で私が好きなのはラスカル、ペリーヌ、赤毛のアンあたりです。

ラスカルの原作本がMOEでは「品切れ」となっていましたが、
アマゾンで見てみると、手には入るようです。


私が子供のときから持っているのはコレ。
アメリカの原書の挿絵がそのままの角川文庫のやつ。
もう手元にあるやつはだいぶ色が茶けてますが・・・。

はるかなるわがラスカル (角川文庫 赤 269-1)/スターリング・ノース
¥367
Amazon.co.jp
MOEではスターリング・ノースが少年時代を過ごした家の写真が載ってましたけど、
アニメでそっくりそのまま再現されているのですねビックリマーク


ラスカルがお好きな方なら
スターリング・ノースの「狼っ子」という物語も読む機会があれば
ぜひ、読んでほしいです。

世界動物文学全集の中におさめられていて、古い本なので
図書館などで探す必要があります。

私は随分若いときに図書館で借りて読みました。

この話もラスカルと少し似ていて、アニメのエピソードがそのままになっているヶ所もあり、
アニメの制作された方たちがこのお話も参考にされていることがうかがえます。


古きよきアメリカの時代、子供たちや自然に近いところで動物と交流を深める様子など
平和でのんびりとした世界だなと思います。

昔、ジョン・ミューアの本を読んだりしたことがありますが、
あのアメリカの情景が
父親とともに森へキャンプをしながら旅をする様子にも出てきます。


アメリカの山へはFESのインテンシブツアーとシャスタリトリートのときに行っただけですが、
独特の雄大さがあり、高い高い針葉樹や濃い森林の匂いを思い出します。


「ぼくらはテントをもたず-海軍用のハンモックがあるだけだった。いたるところにアキノキリンソウやアスターが咲きこぼれている、明るくすっきり晴れわたった八月の上天気を信じながら、ぼくらは青天井に身をまかせることにした。」

新月が昇った。湖岸のずっとはしのほうの、ハリのようにとがったモミの木のてっぺんからあがった銀色のかけらだった。そしてバルサミモミとマツのかぐわしい香りが、暮れかかった岬にしのびよってきた。」


この頃、戦争はヨーロッパではじまっていたけど、まだアメリカでも家に鍵をかけることなく、
車にキーを差し込んだままでいられる時代だったことも書かれてあります。
なんと平和な時代でしょう。


お話では、原作者でもあり、主人公であるスターリングの母親が彼が少年時代のときに亡くなり、
あらいぐまを森で拾って育て、彼にとってのこころの癒しでもあるラスカルとやがて別れるまで
の様子を書かれています。


アニメではアリス・スチーブンソンという少女とその一家が出てきますが、原作にはありません。
けっこうアリスちゃん好きなんですよ(;^_^A

あとその時代の作曲家であるフォスターのうたなどアニメではよく使われていました。
なつかし〜。
学生のときに歌った記憶があるのではないかと思います。

あと、アニメではスターリングの声の内海くんやアリス、オスカーの子供らしいやり取りが
かなり好きでした♪オタレベルで。

けっこう笑えるポイントいろいろあるんですよ。


ちなみにラスカルの声はドラゴンボールでおなじみの野沢雅子さんなんですよ。
自分からラスカルの声をやりたい!!と志願されたそう。


羊毛フェルトでつくるラスカルの作り方も雑誌には掲載されてますけど、
難易度高そうです・・・。



本で読むアメリカの森や自然はたくさんありますが、
ノースの本はその一冊に加えてもいいかなと思います。