Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

漫画に見られる関係性の問題

昨年話題になっていた「逃げ恥」こと

逃げるは恥だが役に立つ」は契約結婚という

かなり恋愛できなさそうな(というか興味なさそう)植物系の男子と

就職したい女性との話で

これはわりと最近の巻まで読んで面白かった。

 

木星・天秤座も今年の10月に移動するけど

関係性ということがいろいろ浮き上がっているんじゃないかな。

逃げ恥は完全な作られた漫画として楽しめるけど

最近、自分の体験がまじったつくり話ではなさそうな

コミックエッセイもよく目立つようになった。

 

そのテーマが「婚活」や「自立できない女性」

「人と関係が結べない女性」というものになると

だいたい共感系の題材になるけど

私としては、、楽しめるものもあるけど

イタイものもある。

 

こちらのハルモヤさんは比較的ほんわかしていて

読みやすいけど

ハルモヤさん 1巻 (バンチコミックス)

 

試し読みができる。

comic.pixiv.net

・・若干イタイ・・。

 

しかし、この漫画と同じくらいよく見かけた漫画があって、

それがコチラ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

 

表紙もタイトルもインパクト大で痛すぎるので

いまだ読めていない。

この人はウツ病でいろいろこころに問題を抱えている方だ。

非常に生きにくさを感じてたどりついたのが風俗だったよう。

 

同じ作者の別の漫画が無料で読めるものがあったので

読んでみた。

comic.pixiv.net

タイトル「一人交換日記」もイタイ・・。

無料で読めるところだけ読んでみたが

だいぶ不安定だ。

すごくこわいのはこの内容の体験エッセイを

家族や親せきも知っているということ。

その反動で大きくダメージがきて、この漫画の最後のところで

お休みになっているが、

こういう方は自虐的になってその影響というものが

だいたい把握はできない。

本人はわからないけど、出版する側はわかっていたのでは

ないかとも思う。

しかし、話題にはなるし、共感する人もいるでしょう。

 

でもやはりイタイ。

読めない。

 

ただ、言えるのはこうした漫画は思ったよりも多くなってきて

浮彫にされる日本での関係性の希薄化を感じる。

とくに漫画やアニメのような世界に興味がある人間には

多いかもしれない。

 

人とつながることができないという人は少なくないと思う。

SNSでたくさんの人とつながっている人もいるが、

それが人間として健全に関係性を育んでいるといえる人であるか

どうかはわからない。

本人のこころの中での孤独感や充足感のみがわかるだろう。

全然つながりのある友人は少なくても満足な人もいるし。

 

こころが淋しくて、どうすることもできない人は

心理療法に行くとかセラピーに行くという発想すらできない人もいる。

(だから風俗とか出会い系に行っちゃうのかも)

 

そうした人が少しでも安全に関係性を育てられる場所を

見つけられることを願います。