Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

映画「ボーダー 二つの世界」

 

ボーダー 二つの世界 [Blu-ray]

 

見て見たかった「ボーダー 2つの世界」を見ました。

 

スウェーデンの映画です。

北欧らしさがあります。

 

主人公の女性は人間でありつつ、生まれつき人とかなり違う面があります。

匂いに敏感で、人の感情をみわけることができるのです。

 

それをいかした仕事についているという設定からし

非常に恵まれていると思われます。

もしかしたら北欧ではそうした能力は受け入れられているのかもしれません。

 

また、人と自然が非常に近いというのもそのひとつ。

主人公の女性は森で暮らしています。

常に自然とつながりながら生きているから自分でいられるのです。

 

異物を多くの人は受け入れにくく感じます。

 

この映画のレビューのいくつかを見てみると

受け入れられない人も多く見受けられました。

 

自分と異なるものを受け入れるための映画ではないと思いますが

異なるものについてどう感じるのかを刺激する映画です。

 

異物を排除するという話をちょうど昨日占星術のグループで話していて

それって免役もそうだなということも話してました。

 

コロナウイルスによって差別や異物、境界に関する問題が大きくなっています。

 

異なるものを認識するのは

まず自分はどう感じるかはおいておいてそのままを受けとめる

(ああ、こういうものがあるんだなという)

という意識がまず必要です。

 

その上で受け入れるかどうかは自分次第。

 

映画だと比較的たやすいけど、もしそれが現実ならどうだろうか。

 

時間はかかるかもしれない。

自分がこれまでどのような価値観で生きていたか、

どのような人に囲まれていたのか

どういう世界を見ていたのか

 

によって異なるものに慣れていくには時間が必要になるでしょう。

 

人間関係もそうですね。

基本異なる人間同士が関係をつなげていくのだから。

 

あきらかに違うものを排除するというやり方は少しずつ違った形になるかもしれないけど、人によっての許容度やこころのゆとりは経験をとおしてじゃないと

広げられないところはあります。

 

 

それにしてもこの映画の中にある森のシーン、うらやましい。

 

思ったよりセクシャルな場面もあって、若干蠍座っぽさを感じる映画でした。

 

日本の昔話ではつる女房とか竹取物語とか異界との境界が薄い感じがあったけど

まだそういう部分が残っている北欧のイメージが感じられます。