漫画「ママはテンパリスト」
めちゃ面白かった
子育てエッセイってほとんど読まないのだけど、
桜沢エリカの本くらいかな・・
なにしろ、子育てしたことないし・・。
でもこの漫画は子供がいない人にも読める内容になっている。
どうしても子育てエッセイって同じように子育て中の人向けの内容になってることが
多いものだけど、幼児という存在のかわいくてしょうがない部分を引き出した感じ。
かわいい部分というのは
絵をかわいらしく描くことではない。
子供のありのままの姿を描いているところだ。
そういうのが東村さんの漫画はうまいと思う。
ノンフィクションのほうが断然。
かくかくしかじかもそうだけど。
東村さんのお子さんのごっちゃん(男児)の2歳から6歳くらいまでを
ありのまま描いているらしいけど、
子供が持つ純真さがリアルに描かれている。
鬼が本当に存在すると本気で信じられ、
ラピュタの飛行石(よく似たペンダントがたまたまあったらしい)を発見したときの
おごそかな畏敬のまなざし、
恥ずかしいことをばらされそうになったときの本気の怒り
とにかく真剣そのもので人生を生きている。
子供がかわいくてしかたがないのは
そんな風に全力で真剣に純真にその世界を生きているからなんだな。
実際、この方の得意なギャグセンスで爆笑しながら
何回も読んでしまうけど。(´∀`)
思いもよらないような反応もたくさんするので、
それもしっかり観察されて、そのまま描かれているのが
またリアル。
漫画が描ける人はそのように子供の記録を残せるのは素敵だけど、
ごっちゃん大きくなって、これ読むとびっくりするかもね・・。
こんなに真剣で純真な頃は自分にも、誰にでもあったはずだが、
何でも本気で信じてしまうのなら、
そういう時期にもっといいことを教えてほしかったなー。
なんか漫画読んで爆笑したーいという方にはオススメ。