Around the garden

フラワーエッセンスプラクティショナーによる植物や自然と過ごす日常とエッセイ

愛していると言ってくれ/きのう何食べた

テレビドラマのことを。 

コロナの影響で昔のドラマが次々とやってて

「仁」とか「逃げ恥」とか「ハケンの品格」とか

好きなドラマばかりなので、次々見ていて、

その中でも1995年というかなり古いドラマである「愛していると言ってくれ

は四国では放送してくれてないけど、GYAOで後追いで公開してたので

見ることができた。

 

当時大好きだったトヨエツ・・今見たら、たしかに神レベル!!

このドラマからトヨエツと呼ばれるようになったけど

私はかなり前からトヨエツファンで、すでにJUNE読者層では話題になっていた俳優さんだった。

だからなんでかゲイ的な役も多かったけど。

そのもっとも純粋な美しさ炸裂だったのがこのドラマだったかも。

 

はじめ豊川悦司という俳優さんをみたとき、

大好きな漫画のくらもちふさこの漫画から出てきたのか??

というほどの衝撃で

それが20年後にくらもちふさこの漫画を描くエセ作曲家のような風貌になるとは

誰が想像しただろうか・・。

 

それまでのいわゆるイケメン俳優って織田裕二とか江口洋介とか

なんかサル顔的な俳優さんが多く、美しいとは思わなかった。

美しいというのは海外の俳優さんの「ベニスに死す」に出てくる少年のようなのを

いうと思ってたから。

たしかに日本でも美しい顔の昔の役者さんはいたけれど。

どうも若大将とか石原裕次郎とか・・・なぜ人気なんだ?という感じだったけど。

 

ドラマとしては当時はあまり好きではなかった。

常盤貴子演じる主人公に感情移入がまるでできなかったから。

今でもできないけど、傍から見たら20代の恋愛ってこんな感じなのかも。

かといってトヨエツが大人というのではなく、

お互いに成長していくというところがまったく違う二人が関わりあっていくことの

難しさやそれをとおして成長しようとしていく姿はこころをうたれる。

確かに今はこういう関わり方はあまりないかもしれない。

 

恋愛ドラマの難しいところは傷つくという場面。

しかし、傷つかないと恋愛とはいえない。

なのでドラマ的には泥沼になりやすい。

それを見るのに耐えられるかどうかは役者にかかっている。

主人公に感情移入できなかったけど、

トヨエツには感情移入できるし、彼の演技をみているだけで癒される。

しかも、それは20年以上前の姿。

それがまた愛しい感じがある。

1995年の自分はどうだったんだろうと。

 

 

北川さんってこのドラマの前にロンバケかと思ったら逆で

翌年がロンバケだったのね。

非常にのってる頃だった。

「半分、青い」でまたトヨエツが出てくることもあり、

このドラマを20代のときにみていた世代としては感慨深い。

また見ることができてすごくよかった。

 

実は北川ドラマで一番好きなのは「ビューテフルライフ」なんだけど

このときの常盤貴子はすごくよかった。録画して何回もみたのであった。

常盤貴子はトヨエツよりもぽんぽん言い合えるようなタイプの人のほうが見ていて楽しい。「愛している・・」では岡田浩輝のほうが全然お似合い感あったけど。

 

それとは別に見逃していたドラマ「きのう何食べた」をDVDで一気見もした。

これは原作の漫画があり、それも読んでいるけど

ドラマをあらためてみるとこのドラマもすごくいい味だしているのは

二人の役者さんの力。

音楽もいいし。

単なる料理のドラマのようにみえるけど、これは家族の話だなと

つくづく思う。

ゲイのカップルでもそれは家族。

普段、何も接点がないけど、こうやってドラマでみていくと

ゲイのカップルとそれを取り巻くいろんな人たち、つまり日常は

劇的な変化はなくても、誰もがあるような日々の変化はあり、

それを丹念にホームドラマ化されている。

非常に安定感のあるドラマだった。